それは、端材を使ったお地蔵さまから始まりました。私たちは、四代に渡り、らんまをはじめ、寺社仏閣、岸和田だんじりや一般彫刻まで、様々な木彫を生業にしています。素材の選定、活かし方を吟味して ご依頼いただいた方々の宝物を彫る。その想いを大切に、木とたわむれる日々を送っています。
ひとつ仕事が終わると、必ず端材が生まれます・・・
私たちがつくるモノの多くは、「銘木」といわれる希少な木材を使います。そして、制作するにあたり、どれだけ無駄のないように考えても端材(余った材料)が出ます。
端材とは言え銘木
この材料を何とか活かせないかと考え、小さなお地蔵さまをつくりました。そうして生まれた小さなお地蔵さまを目にした方々から、知り合いの方に似ている、甥っ子の笑顔にそっくり、もうすぐ生まれる姪っ子にあげたいなど、うれしい言葉をいただき、言われてみれば、天然の木材なので赤ちゃんが口に入れても安心。赤ちゃんがいっぱい遊んだあとは、 お母さんや、送ったひとのお守りとして。。
あ、このお守りは想いとともにぐるぐる巡っていく!
そうして、手のひらに乗るほどの小さなお地蔵さまは、生まれたばかりの我が子やお孫さまへ、また、子から親や祖父母へと祈りとともに想いがどんどんめぐっていくお守り、「にぎるお守り-gyutto-」になりました。
大切なひとへの想いがギュっと詰まった「gyutto」。 その想いのリレーは世界をゆっくりやさしくします。
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